白髪は医療脱毛できる?効果や白髪だけ残った時の対処法を解説
30代後半を過ぎる頃から、VIOやヒゲといった髪の毛以外の白髪が気になり始めることがあります。
「白髪が目立ち始めると、医療脱毛をするのは難しい?」と考えてしまうかもしれませんが、結論から言えば、白髪が数本ある程度なら医療脱毛を受けることは可能です。
ただし、医療レーザー脱毛は黒い色に反応するレーザーを照射して毛をつくる組織を破壊する方法のため、白髪は抜けずに残ってしまいます。
この記事では、白髪の脱毛に関する以下のポイントについて解説します。
- この記事でわかること
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- 白髪は医療レーザーでは脱毛できない
- VIO脱毛やヒゲ脱毛は白髪が増える前に開始したほうがいい
- 医療レーザーで残った白髪は針脱毛(ニードル脱毛)も選択肢
- ※本記事は2024年11月時点の情報をもとにまとめています。
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医療レーザー脱毛が白髪への効果を期待できない理由
医療レーザー脱毛で白髪を脱毛できない理由は、白髪にメラニンが含まれていないからです。
医療脱毛では多くの場合、毛の黒い色(メラニン)に反応して熱を発生させるレーザー照射が行われます。
レーザー照射により発生した熱で、発毛組織を破壊するという仕組みです。
一方、白髪はメラノサイト(色素細胞)やその基となる色素幹細胞の機能低下により、メラニン色素を取り込まずに生えてきています。
つまり、白髪には黒い色がついていないので、レーザーを照射しても反応しないのです。
蓄熱式(SHR式)でも白髪脱毛はできない
レーザー照射方式のうち「蓄熱式(SHR式)なら白髪も脱毛できる」という情報が発信されていますが、これは誤りです。
蓄熱式(SHR式)だからといって、白髪への脱毛効果があるわけではありません。
蓄熱式(SHR式)は低出力のレーザーを繰り返し照射して毛包全体に熱を溜めて、発毛組織を熱変性させるもの。
蓄熱式(SHR式)で使用されるダイオードレーザーも、熱破壊式のレーザーと同じようにメラニンに反応して発生した熱で脱毛するため、白髪への脱毛効果はほぼないといっていいでしょう。
白髪を染めても脱毛効果は得られない
「毛が白いから反応しないというなら、黒く染めればレーザー脱毛できるのでは?」と思う人がいるかもしれません。
しかし、白髪を染めても脱毛効果は得られません。
なぜなら、毛を染めても黒くなるのは肌の上に見える毛だけだから。
レーザー照射は、皮膚の下にある発毛組織を熱で破壊するものです。
肌の上の毛を染めても、発毛組織のある毛根部分までは染まっていないので、レーザー照射をしても反応しません。
参考:蓄熱式脱毛は効果ない?白髪への効果やデメリットまで医師が解説
VIO脱毛・ヒゲ脱毛は白髪が増える前がおすすめ
白髪は、一般的に30代後半から生え始めると言われますが、個人差があります。
年齢が高くなるにつれて、白髪は髪だけではなくヒゲや陰毛、脇毛にも増えていきます。
そのため、白髪がぽつりぽつりと見え始めたら、年齢に関わらず脱毛を始めるタイムリミットが近づいていると考えましょう。
実際、クリニックの現場では、白髪が少ないうちからVIO脱毛を始める40〜50代が増えています。
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医療脱毛後に白髪だけ残った場合の自己処理方法
医療レーザー脱毛を受けた後に白髪が残った場合は、電気シェーバーでの自己処理がおすすめです。
自己処理は毛抜きやワックスでも可能ですが、毛穴への負担が大きく毛嚢炎や埋没毛、色素沈着などのリスクがあるので避けたほうがいいでしょう。
- 白髪の自己処理に伴うリスク
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- 毛嚢炎……自己処理で肌が傷ついて、毛穴の奥の部位に炎症が起こる感染症
- 埋没毛……角質が毛穴をふさいでしまい、毛が皮膚の下に埋もれること
- 色素沈着……自己処理による肌への刺激で、色素沈着が起こる
皮膚表面の毛を溶かす除毛クリームは、刺激が強いこともあり、粘膜に近いIラインやOラインは使用不可になっていることがほとんどです。
カミソリは手軽に使えますが、ムダ毛と一緒に肌の角質層まで剃り落としてしまい、肌が乾燥しやすくなります。肌荒れや毛嚢炎など肌トラブルの原因となるので、注意してください。
自己処理についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
ムダ毛の自己処理どうしてる?全身の正しいムダ毛処理方法と注意点
白髪でも針脱毛(ニードル脱毛)なら脱毛できる
クリニックやサロンで、白髪でも脱毛できる方法が、針脱毛(ニードル脱毛)です。
針脱毛(ニードル脱毛)は、文字どおり毛穴ひとつひとつに極細針を挿入し、毛包に電気を流して熱変性させる方法です。
毛の黒い色に反応させる方法ではないので、白髪でも脱毛できます。
- 針脱毛(ニードル脱毛)の種類
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- 医療機関で行われる医療針脱毛(絶縁針脱毛)
- エステサロンなどで行われる美容電気脱毛
の2種類があります。
このうち、永久脱毛効果を期待できるのは医療針脱毛だけです。
医療針脱毛は、絶縁体で覆った針を使用するため、肌には電流が流れず、毛穴の奥の発毛部位にのみ電流が流れます。そのため肌が火傷することはほぼありません。
針脱毛(ニードル脱毛)のメリット
- 針脱毛(ニードル脱毛)のメリット
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- すぐに脱毛効果を実感できる
- 肌のトーンや毛の色を問わず脱毛できる
- レーザー脱毛が難しい部位でも脱毛できる
- 細かなデザイン脱毛にも対応可能
- 医療針脱毛であれば永久脱毛を目指せる
針脱毛(ニードル脱毛)の最大のメリットは即効性。
毛穴ひとつひとつに針を刺して電気を流すため、その場ですぐに毛が抜けます。
また、レーザーのように黒い色に反応させるわけではないので、肌の色や毛の色を気にすることなく脱毛できるのもうれしいポイントです。
さらに、乳輪や眉といったレーザー脱毛が難しい部位を施術できるのもメリットのひとつ。
毛を一本ずつ処理していくので、脱毛する部位に希望のデザインがある人にもおすすめです。
レーザー脱毛で処理しきれなかった毛や硬毛化した毛がある場合も、針脱毛ならピンポイントで処理できるので、完全なツルツルを目指せます。
針脱毛(ニードル脱毛)のデメリット
- 針脱毛(ニードル脱毛)のデメリット
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- 本数が多ければ時間・費用がかかる
- 事前に血液検査が必要になる(医療針脱毛の場合)
- 強い痛みを伴う
- ある程度毛を伸ばす必要がある
白髪でも脱毛できる針脱毛(ニードル脱毛)ですが、いくつかのデメリットもあります。
まず、時間と費用がかかることです。毛穴ひとつひとつに針を刺していくので、一度に広い範囲を脱毛することはできず、本数が多いほど時間も費用もかかります。
針脱毛の料金は、脱毛する毛の本数または施術時間によって設定されています。
サロンで行われる美容電気脱毛の場合30分で1万2,000円程度、クリニックで行われる医療針脱毛は1本550円程度が目安です。
クリニックの場合は、施術代とは別に針代(5,000円前後)や血液検査代(5,000円前後)、などが発生します。
針を刺して電流を流すため、強い痛みも生じます。特にVIOや顔、脇、手の甲や指などは痛みを感じやすい部位です。クリニックでは麻酔を使用することがあります。
また、事前の準備として、毛を伸ばしておく必要もあります。施術前の2週間から10日前ぐらいから伸ばしたままにしておくため、部位によっては毛が生えている状態が気になるかもしれません。
白髪脱毛に関するよくある質問
最後に白髪の脱毛について、よくある質問に回答します。
脱毛したら白髪になったのはなぜ?
脱毛をした後に白髪になったり、白髪が増えたと感じる人もいるようです。
しかし、脱毛が原因で白髪になる可能性は低いといえるでしょう。
「脱毛後に白髪になった」「白髪が増えたと感じる」のは、脱毛した結果、それまで気付かなかった白髪がよく見えるようになるからです。
なぜ白髪になるの?
そもそもなぜ白髪になるのでしょうか。
毛の黒い色は、色素細胞のメラノサイトで作られたメラニン色素の色。毛はメラニン色素の色を取り込んで、伸びていきます。
つまり、白髪はメラノサイトでメラニン色素を作れない状態、もしくは作られたメラニン色素が毛髪に取り込めなくなっている状態から生えてきたものなのです。
色素細胞の機能が低下してしまう原因や、メラニン色素が毛に取り込めなくなってしまう原因としては、以下が考えられます。
- 針脱毛白髪の原因の例
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- 加齢
- 遺伝
- 栄養不足・睡眠不足・運動不足
- ストレス
●加齢
白髪が目立ち始める年齢は35歳前後と言われ、加齢とともに徐々に増えていきます。
もっとも、若くても白髪が多い人、高齢でも白髪が目立たない人がいるなど、個人差が見られます。
●遺伝
しかし、若白髪は遺伝によって起こることが多いといわれます。
●栄養不足・睡眠不足・運動不足
バランスのとれた食生活や、十分な睡眠、適度な運動は、健康な生活に欠かせません。
こうした規則正しい生活が送れないと、全身の健康状態はもちろん、肌や毛の状態にも影響が出るといわれます。
●ストレス
「一夜で白髪になる」という言葉があるように、心配事や驚きなどのストレスが原因となり、白髪になると言われます。
ストレスを受けるとメラニン色素を作る幹細胞が減り、新たに生えてくる毛が白髪になると考えられますが、詳しいメカニズムは明らかではありません。
陰毛に白髪が生え始める年齢は?
40代になると、陰毛(アンダーヘア)の白髪が気になり始める人が多いとされます。
一般的には、最初に白髪が目立つようになるのは頭髪で、徐々に脇毛や陰毛にも広がっていきます。
陰部の白髪が生えてくる時期には個人差があり、20代から白髪のある人や、髪の毛は白髪がないのに陰毛は白髪が目立つ人もいます。
「将来、介護を受ける時のためにVIO脱毛をしたい」と考えている人は、年齢は気にせず、自分の体毛の状態をよく観察しておくのがいいでしょう。
脱毛は、白髪が増える前に始めるのがベストです。
白髪が増える前に全身ツルツルを目指すならジュノ
ここまで白髪の医療脱毛について説明してきました。
白髪が数本ある程度であれば医療レーザー脱毛を受けることはできますが、白髪は脱毛できず残ってしまいます。
白髪が増える前に全身をツルツルにしたいという人には、早めの医療脱毛をおすすめします。
ジュノ(JUNO for WOMEN)では、全身脱毛は月額会員制、VIOなどの部分脱毛は都度払い制を採用しています。
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- 参考文献・URL
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「美容医療診療指針(令和三年度改訂版)」(美容医療診療指針作成分科会)
「Dr.葛西の 基礎から学ぼう 医療レーザー脱毛入門 クリニックスタッフ応援テキスト」(葛西健一郎著/文光堂)
「Bella Pelle Vol.3 No.2(第9号)2018.5」(メディカルレビュー社)
「ラジオNIKKEI マルホ皮膚科セミナー 2020年1月13日放送「第118回日本皮膚科学会総会⑨ 教育講演24-2 レーザー脱毛の注意点」(新宿南口皮膚科 院長/東京医科大学 皮膚科 兼任教授 乃木田 俊辰)
伊藤雅章.老化と毛髪変化.日臨皮医誌,2007,24 (3),P221-228
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